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クロックアップってナニ?
クロック(clock)は時計というような意味だけど、パソコン関係では「クロック周波数」のこと。
じゃ、クロック周波数ってナニ?というと、簡単にいえば、CPUやメモリなどがデータをやり取りしたり、計算したりするテンポのようなもの。
つまり、クロック周波数が高いほど、計算が早くできるということになる。

たとえば、最近のCPUの周波数は3GHzを超えるようになっているけど、それは1秒間に30億回!の計算ができるということだ。
もし、この3GHzというクロック周波数が3.3GHZというようにアップすれば、それだけ計算が速くなるということになる。普通、そのためにはちょっとグレードの高いCPUを買うことになるんだけど、それを3GHzのCPUで実現してしまおうというのが、クロックアップにほかならない。

FSBとクロックアップの関係
FSBとはフロントサイドバスの略。
マザーボード上にあるパーツをまとめるための周波数だ。これがないと、パーツ同士がうまく動作しなくなってしまう。CPUの周波数は「FSB×倍率」で求める。
しかし、最近のCPUは倍率が固定されているものが多いので、FSBを変更するのがクロックアップの一番だ。

何をクロックアップするか
クロックアップという場合、普通はCPUの性能をあげることをいうけど、FSBを上げるのでビデオチップやメモリーなどのクロックもアップすることができる。
昔(ペンティアムが200MHzのころ)は、マザーボードのディップスイッチを変更してクロックアップしていたけれど、今はほとんどBIOS(バイオス)やWindows上でできるし、変わったものではケースについているダイアルで簡単にできるものもある。

クロックアップの方法
基本的にはBIOSでクロックアップするのが確実。だけど、手間や難しさなどを考えると、マザーボードの付属ソフトにWindowsでクロックアップできるユーティリティーがついている場合はやってみたほうがいいかも。
でも、勉強やパソコンを知るという意味ではやっぱりBIOSでやったほうがいいと思う。詳しい設定方法はBIOSやマザーボードによっても違ってくるので、やる前に必ずマニュアルなどを参照しよう。
ただ、FSBのクロックアップはパソコン全体をクロックアップするのと同じなので、どれかひとつでもクロックアップ耐性が弱いパーツがあるとエラーがおきやすくなる。だから、多くても10%アップ程度に抑えたほうがいいと思う。

クロックアップの危険性
クロックアップは当然ながらそれなりの危険も伴う。ここではいくつかをあげてみよう。

・熱問題(暴走など)
・パーツの寿命が短くなったり、耐久性が低くなったりする。
・CPUだけをクロックアップしたくても、結局FSBを上げるから、全体的に負荷がかかる

上のことから、なぜクロックアップは自己責任かが分かるだろう。
(もちろん僕も保証しません。)

なんのためのクロックアップ?
クロックアップの目的は速度を上げるためというのが主だけれど、上のように実際使うには向かない。
僕が考える本当の目的はやっぱり趣味で"クロックアップを楽しむ"ことだと思う。それによっていろいろなことも学べるし、失敗などの経験も大切だから、ぜひみんなもチャレンジしてみよう!

Text:DigiPaPa&DigiTaichi
   
 
 
 
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